スリランカレポート<no.3>
今回は「食」について書きます。
朝は必ずおかゆから始まります。(写真1枚目)
おかゆと言っても、日本のものとは違ってお米はほんの少しでほぼスープです。
塩気は強めで、ニンニクやショウガとその他スパイスもピリリと、そして青々とした香りにまったりとしたコク。
そこに「ハクル」というココナッツの一種から採れる蜜の黒砂糖が添えられており、入れて溶かすのではなく、スタッフいわく「ちょっとちょっと食べるネ」だそうです。
前にも書きましたが、アーユルヴェーダ食は6つのラサ<甘味・塩味・酸味・辛味・渋味・苦味>をしっかりと感じます。
このおかゆ一つの中にも6つのラサを感じました。
それだけの味を感じると複雑で、味覚はとても刺激を受けます。
私は小さい頃から食にとても関心があり、作ることも食べることも、見ることも大好きです。
それゆえに少しの味の変化に敏感なところがあり、良くも悪くもグルメなのかわがままなのか笑。
なので、今回1週間アーユルヴェーダ食を食べて、味覚を刺激され続けて少々疲れてしまいました。
食べたこと、見たことのない野菜や力強いフルーツのオンパレード。
スパイスやハーブのめくるめくハーモニー。
料理法は蒸す、煮る、生、オンリー。
一口食べて、初体験のものばかりでした。
毎日変わる手の込んだ野菜スープやたくさんの種類のカレー、水牛のヨーグルトや赤いバナナなどは忘れられない美味しさです。
アーユルヴェーダ食は、まさに「医食同源」。
日本では、毎日ただ食べたいものを食べていたんだなと感じました。
身体は食べ物からできていると常々考えてきましたが、まだまだ甘かったようです。
これからは、日本で手に入るもので様々なラサを織り交ぜて、調理してみたいと思いました。
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